やるかやられるか、前線を変えるウクライナロボット軍

ニュース・リサーチ

前線兵士の命を尊ぶウクライナロボット

ロシアは人命軽視(1日1000人の犠牲は厭わない)戦略で、囚人兵や動員兵などを次から次へと送り込んでくる通称『ゾンビ突撃』を繰り返してきます。ウクライナの戦略は真逆で人命重視。そのため、前線で兵士の代わりに活躍したり、兵士の補助を行うロボットやドローンの開発に余念がありません。前線はまさにやるかやられるか。そんな前線で1人でも多くの兵士の命を守り、敵兵を殲滅するウクライナロボット軍の種類がどんどん増えています。これまでは、ウクライナ陸上ドローンとして、ウクライナドローン開発のページでお伝えしてきましたが、ウクライナの戦場ロボットの開発と製造が盛んであるため、別途本ページを作成しています。

ウクライナでは陸戦で活躍するロボットの量産を開始しています。また、量産前の段階にあるテスト中(登録済み)のロボットは140種類以上に上り、うち96種類は合格し、14種類はNATO規格に従ってコード化されています。各社(スタートアップ含む)は、様々な視点から戦場で活躍できるロボットのR&D(研究開発)を進めています。ウクライナロボット軍は、

・カミカゼタイプの自爆型攻撃ロボット

・砲塔を積載した射撃ロボット

・敵陣を木っ端みじんに破壊するロケットランチャーロボット

・地雷探知と地雷除去ロボット

・負傷兵を避難させる担架ロボット

・弾薬や医療品を運ぶ運搬ロボット

など多種多様で、テストを終え、前線で採用されているロボットも多くあります。ウクライナのロボット軍は、自国で開発製造しているものもあれば、欧米各国のメーカーと共同開発しているものもあります。

ウクライナロボット軍は訓練場でその実力を見事に証明し、その後量産し、数カ月後には戦場に投入されるようなイメージです。ウクライナ国防軍がスムーズにロボットの購入をするための法整備やデジタル化が進み、迅速な手続きで戦場に投入されています。

地上ロボットの最も重要な役割は、戦場での人間(ウクライナ兵)の仕事を必要最低限にし、人命を守ることです。また、戦場で生き残るためには、当然ながら高い戦闘スキル、体力や精神力が必要ですが、陸上ロボット軍を利用することで、戦闘能力や体力に自信がない人でも、前線で戦いに挑むことが可能になります。

地上ロボット軍は、すでに空のドローンがそうであるように、この戦争における次のゲームチェンジャーとなるだろうと言われています。人命軽視戦術(通称ゾンビ突撃)で、次々と兵士を送り込んでくる敵(ロシア)の数的優位に対抗する措置として、最も優れた戦闘方法と言えます。なぜ、この戦争が止められないのか

随時、ウクライナロボット軍の最新情報を追加・編集していきます!

関連情報