ゼレンスキー大統領

ニュース・リサーチ

ゼレンスキー大統領 動向やメッセージ

2023年10月17日(火)

ゼレンスキー大統領 ATACMSとバイデン大統領に感謝

(ザルジニー総司令官が公表したATACMS最初の打ち上げの様子)

ゼレンスキー大統領は、下記のように述べました。

『前線の戦士たち。我々の旅団。第54分離機械化旅団、第68分離イェーガー旅団、第25分離空挺旅団これがライマン方面だ。そしてソレダール方面の第92分離突撃旅団と第93ホロドニー・ヤール分離機械化旅団。戦士たちよ、みんな本当にありがとう!

そして、ウクライナのために戦い、働いてくれているすべての人に感謝する!ウクライナのために戦い、働いている皆さん、本当にありがとうございます!そして今日、私は特に米国に感謝している。バイデン大統領との合意は履行されている。ATACMSはその実力を証明している。ウクライナに栄光あれ!』

2023年10月11日(水)

ゼレンスキー大統領 ストルテンベルグ事務総長と会談

ゼレンスキー大統領は、 ストルテンベルグ事務総長と会談を行い、下記のように述べました。

『NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長には、連合国の活動を調整し、ウクライナを支援するための決定を下す上で重要な指導的役割を担っていただき、大変感謝しています。ウクライナは、防衛産業におけるNATO基準を満たし、同盟国との相互運用性を強化するために、世界有数の兵器メーカーと協力を始めました。本日のNATO・ウクライナ理事会の国防相レベル会合および明日のNATO国防相会合において、NATO同盟国がウクライナへの武器、軍事装備の供給および必要な支援の提供について前向きな決定を下すことを希望しています』

2023年10月11日(水)

ゼレンスキー大統領 ベルギーのデクルー首相と会談

ゼレンスキー大統領は、ベルギーのデクルー首相と会談し、下記のように述べました。

『アレクサンダー・デクルー首相とベルギー全土の、侵略国家の資産凍結に関する原則的な取り組みに感謝します。今日、私たちは、ロシアの凍結された資産を、時間を無駄にすることなく、ロシアの侵略によって引き起こされた損害を補償するために、今すぐ利用する方法について議論しました。ベルギーがロシアのテロに対する防衛を支援するために、凍結されたロシアの資産を使用する最初の国になったことはとても重要です。この資金は、わが国への安全保障支援と、ウクライナの各地域における迅速な復興プロジェクトに使われることになります』

2023年10月11日(水)

ゼレンスキー大統領 イスラエルについて

ゼレンスキー大統領は、次のように述べました。

『イスラエルの惨状は、ロシアによるウクライナへの全面戦争の初期の頃を思い出させます。多くの人々が犠牲になった最悪の悲劇です。あのとき、孤独を感じないことがとても重要でした。支えられていると感じることで気持ちは強くなり、国や国民、そして多くの命を救うことができました。だからこそ私は、すべての指導者がイスラエルを訪れ、イスラエル国民への支持を示すことを強く求めます。私が言っているのは小難しいことではなく、今まさに、テロ攻撃に苦しみ、今にも死にそうになっている人々への支援のことです』


2023年10月7日(土)

ゼレンスキー大統領 ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃を受けて

ゼレンスキー大統領は、ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃(ミサイル発射や侵略行為)に対して、以下のように述べました。

『イスラエルからの恐ろしいニュース。テロ攻撃で愛する人を亡くされたすべての方々に哀悼の意を表します。秩序が回復し、テロリストが壊滅することを信じています。テロは常に、一国や特定の犠牲者に対する犯罪であるだけでなく、人類全体、そして私たちの世界全体に対する犯罪です。誰がテロを使おうとも、それは世界に対する犯罪である。誰がテロを支援しようとも、それは世界に対する犯罪である

世界が団結し、連帯することで、テロがどこであろうと生命を征服したり破壊したりすることがないようにしなければならない。イスラエルの自衛権には疑問の余地はない。このテロ攻撃のすべての状況を明らかにし、攻撃を煽動し、組織化を手助けしたすべての人物を世界に知らしめ、説明責任を果たさせなければならない。

危険地帯にいるすべてのウクライナ国民は、現場の治安部隊の指示に注意深く従い、情報を注意深く確認してください。安全な場所にいてください。ウクライナ外務省および在イスラエル大使館は、どのような状況においてもあなた方を支援する用意があります。イスラエルにいるウクライナ人を支援するための作戦本部が設置されています。支援が必要な場合は、ご遠慮なく、どのような形でも構いませんので、在外公館または領事館にご連絡ください。すべての命が重要です!私たちは、あらゆるテロ行為を非難します』

(10月7日追記)

ゼレンスキー大統領は、イスラエルへのテロ攻撃について下記を述べました。

『今日も朝から、私は常に外交官や諜報機関と連絡を取り合っています。イスラエルへのテロ攻撃とイスラエル市民への脅威のため、ウクライナ外務省に作戦本部が設置されました。現在、ウクライナ国民1名が死亡した可能性があるという情報を確認中であり、2名の国民の捜索が進められています。親愛なるウクライナ人の皆さん、今イスラエルにいる方は、できる限り注意してください。治安部隊の指示に従い、自分自身と周囲の人々に気をつけてください。ウクライナは何があっても、すべての国民を助けます。今日、全世界がイスラエルからの恐ろしい映像を見ました。テロリストが女性や男性を虐待し、高齢者までも容赦なく人質に取っている映像です。今日のイスラエルへのテロ攻撃は徹底的に準備されたものであり、全世界は、どのテロ支援者がこの攻撃を奨励し、組織したかを理解している。イスラエルにはテロから自らを守る権利がある。他のどの国家もそうだ。テロリストを支援してはならない!

2023年10月5日(木)

ゼレンスキー大統領 フランスのマクロン大統領と会談

ゼレンスキー大統領は、フランスのマクロン大統領と会談し、下記のように述べました。

『エマニュエル・マクロン仏大統領との強い会談。ウクライナの防空、そしてオデッサ地域と黒海の安全保障の強化は、私たちヨーロッパ全体と世界の安定(食料含む)にとって極めて重要。我々はこの目標を達成するために協力している。ウクライナの防衛を強化するためのこれまでの合意はすべて履行されている。マクロン大統領とフランス国民のウクライナに対する確固とした継続的支援に感謝する』

2023年10月5日(木)

ゼレンスキー大統領 アルメニアのパシニャン首相と会談

ゼレンスキー大統領は、アルメニアのニコル・パシニャン首相と会談し、下記のように述べました。

『アルメニアのニコル・パシニャン首相との最初の会談では、南コーカサスの安全保障情勢について話し合った。ウクライナは同地域の安定と同地域諸国との友好関係に関心を持っている。また、二国間協力や地域間経済プロジェクトについても話し合った』

2023年10月5日(木)

ゼレンスキー大統領 スペインのサンチェス首相と会談

ゼレンスキー大統領は、サンチェス首相と会談し、下記のように述べました。

『スペイン王国のペドロ・サンチェス首相との実りある会談。防空システム、大砲、対ドローンシステムの追加を含む新たな防衛支援パッケージについて話し合った。スペインを議長国として、ウクライナのEU加盟交渉を開始する準備を進めている。私たちウクライナの熱望を支持していただき、心から感謝している。また、冬期を前にしたウクライナへのエネルギー設備の提供や、穀物回廊の運営と保護についても協議した。ロシアの侵略を明確に非難してくれる首相とスペイン社会全体に感謝する!』

2023年10月5日(木)

ゼレンスキー大統領 イタリアのメローニ首相と会談

ゼレンスキー大統領は、メローニ首相と会談し、下記のように述べました。

『イタリアのジョルジア・メローニ首相との会談では、ウクライナとイタリアの強力なパートナーシップを確認した。人々の自由、国民、家族を守るためのイタリアの一貫した支援に感謝する。私は、ウクライナの反攻の進捗状況と、優先的な防衛ニーズについて報告した。我々は、ウクライナの空の防衛を強化する方法を含む、イタリアからの次の軍事支援パッケージについて話し合った。

また、ロシアのハイブリッドな脅威など、欧州の安全保障に対する重要な課題にも焦点を当てた。我々は、食糧、エネルギー、移民、その他の問題を武器に変えるロシアから大陸を守らなければならない。ロシアの侵略からウクライナを守ることは、クレムリンが引き起こすあらゆる脅威や不安定化から欧州全体を守ることでもある。特にアフリカでは、ロシアが大陸全体を不安定化させている。

私たちはまた、G7のイタリア議長国についても話し合った。メローニ首相が、ウクライナへの支援がイタリアにとって最優先事項であることを確認してくれたことに感謝している。また、イタリアがオデッサの復興を支援する用意があることにも感謝した』

2023年10月5日(木)

ゼレンスキー大統領 EUに向けてメッセージ

ゼレンスキー大統領 EUに向けてゼレンスキー大統領は、EU国民に向けて下記を述べました。

『今週火曜日、私はウクライナ東部のハリコフ地方を訪れた。ハリコフには120万人が住んでいる。市街からロシアとの国境までの距離は40キロメートル。ロシア軍がハリコフを恐怖に陥れるために使用しているS-300ミサイルで3分足らずである。すでにハリコフの何千、何万のもの家屋、土地、学校、大学、商業施設、歴史的建造物、発電所、交通機関がミサイルによって破壊されている!

しかし、ハリコフは、たくましく生き続けている。このテロによって傷つき、ミサイルの破片にまみれても、生き続けている。我々は人々を守り、正常な社会・経済活動を維持するためにあらゆることをしている。政府機関から教育制度に至るまで、すべての主要機関の業務を確保している。

市内のほとんどの子どもたちは遠隔教育を受けている。100パーセント効果的な防空システムができるまでは、子どもたちが学校に通うことは不可能だ。しかし、ハリコフは解決策を見つけた。1,000人以上の子どもたちが通う65の学校では、オンラインではなく、他の国の学校と同じように、通常の方法で勉強している。子どもたちが必要とするものすべてを備えた学校のクラスだ。しかし、それは地下鉄の地下にある。2023年、地下鉄は、人口100万人の都市が子どもたちを学校に集めるための唯一の安全な選択肢なのだ。これがロシアとの隣人関係を意味する現実だ。

ウクライナだけがロシアとの近隣関係にあるわけではない。さまざまな国や地域がテロ国家と国境を接しており、もしくは狙われており、事実上それらの国々は、ロシアの宣伝担当者や政府高官によって次の侵略の標的(ターゲット)として、事実、名前が挙げられている。ロシアのようなテロ国家が言いがかりをつけて攻め入ってきた場合、子どもたちのために保護された学校教育を組織できるような地下鉄の駅が、それぞれの国のそれぞれの都市にあるかは疑問だ。

いつものように率直に言おう。ロシアはその準備を進めている。ロシアは現在、今後数年間のさまざまなシナリオを検討している。その中でも特に危険なものがある。もしウクライナに対する侵略が一時停止するようなことがあれば、言い換えると、この侵略戦争が凍結するようなことがあれば、必ずや新たな危機が訪れるだろう。2028年までにクレムリンは、我々が破壊した軍事的潜在力を回復させ、ターゲットとなっている国々や地域に攻撃(もしくはちょっかい)を仕掛けてくるための十分な力を持つことになる。

ウクライナを除けば、バルト三国やロシア軍が駐留している国や地域は間違いなく危険だ。これは我々の諜報機関からの明確な情報だ。ロシアは、状況を凍結して適応し、失敗から結論を導き出し、次に進む機会をうかがっている。次の攻撃(戦争や脅し)の準備を着々と進めている。モスクワはその野心を明確に定義している。自国のために帝国的な空間をさらに確保し、ヨーロッパが自由な国家と効果的な民主主義国家の空間となるのを阻止し、ヨーロッパの団結を崩すことだ。そして、戦争はロシアの基本的な手段である。  

何十年もの間、ロシアは戦争を煽り、戦争を凍結させることで、近隣諸国を支配下に置こうとしてきた。事実、ロシアはモルドバを傷つけ、グルジアを粉砕・分裂させ、コーカサスの他の地域を不安定化させ、ベラルーシの首を絞め、ウクライナの体を切り裂こうとしてきた。

ロシアが何らかの形で敵対しているすべての国、ロシアの干渉や侵略に苦しめられているすべての国や地域は、特別な団結と協力関係のもとに、EU全体で立ち上がる必要がある。ロシアが二度と他国の主権を破壊しようとする誘惑に駆られることがないよう、我々は団結し、強固な安全保障を構築し、ロシアに侵略のチャンスはないという明確なメッセージを送る必要がある』

2023年10月2日(月)

ゼレンスキー大統領 EU各国外相と会合

ゼレンスキー大統領はエストニアのハノ・ペフクル国防大臣との会談後、下記のように述べました。

『最前線の状況、ウクライナ兵士の優先的ニーズ、わが国のIT連合立ち上げにおけるエストニアの主導的役割など、重要な問題について話し合った。また、ウクライナとエストニアのEU・NATO加盟に向けた協力についても意見交換を行った。エストニアのウクライナに対する時宜を得た支援に感謝する!』

2023年10月2日(月)

ゼレンスキー大統領 フォン・デア・ ライエン委員長と会談

ゼレンスキー大統領は、フォン・デア・ライエン委員長と会談を行ったのち、下記のように述べました。

『欧州委員会のアーシュラ・フォン・デア・ライエン委員長と、重要な国際イベントの前夜におけるポジション調整のために会談を行った。我々は、代替穀物ルートについて話し合い、加盟国による一方的な制限の解除に関する建設的な対話を維持し、ウクライナの農家を支援する方法を模索することで合意した。欧州連合(EU)が4年間で500億ユーロ相当の長期資金援助プログラムを準備してくれたことに感謝する。加盟国による支援を期待している』

2023年10月2日(月)

ゼレンスキー大統領 EU各国外相と会合

ゼレンスキー大統領は、ウクライナに終結したEU各国の外相と会合、を行い、下記のように述べました。

『ウクライナで行われたEU各国の外相会合は、我々(ウクライナ)との連帯の重要な表明であるだけでなく、ヨーロッパ全体を強化し、ヨーロッパにリーダーシップとイニシアチブを取り戻し備えるための新たな一歩であると考えている。また、国家間協力の強化、ウクライナの主権と領土保全の維持、世界におけるわが国に対して個人的に多大な貢献をされたアイルランド、イタリア、ルーマニア、デンマーク、フランスの外相に感謝の意を表することは、私にとって名誉なことであった』

2023年9月28日(木)

ゼレンスキー大統領 第1回国際防衛フォーラム

ゼレンスキー大統領は、第1回国際防衛産業フォーラムで下記のように述べました。

『今まさに、最も強力な軍産複合体が決定され、優先順位や防衛の世界標準が決定されようとしている。そのすべてがウクライナで決定されようとしている。第1回国際防衛産業フォーラムで、私たちは防衛産業同盟を創設した。世界中の兵器・軍事機器メーカーがこの基本宣言に参加し、ウクライナとともに自由世界の兵器庫を建設する用意があることを示すことができる。

我々は強い国家である。我々は勇敢な国民である。我々は世界的に重要な国家である。我々は必ず勝利する。そして、ウクライナのために、ひいては自由世界全体のために、私たちの強さの反映となるような防衛の可能性を創り出すのだ。 私たちの優先課題は、近代的な技術を用いた防衛生産の発展であり、ウクライナにおける砲弾、ミサイル、無人機(ドローン)の生産とその分野の世界的リーダーとの協力である。米国、英国、ドイツ、フランス、トルコ、スウェーデン、チェコ共和国の防衛関連企業・団体の代表者との会談では、パートナーシップと共同兵器生産の展望について話し合った。ウクライナは、わが国とともに防衛生産を発展させる意思のある企業に対し、特別な条件を提供する用意がある』

2023年9月28日(木)

ゼレンスキー大統領 欧州復興開発銀行総裁と会談

ゼレンスキー大統領は、欧州復興開発銀行のオディール・ルノー=バッソ総裁との会談を行い、重要な問題が協議されました。ウクライナは、特にエネルギー安全保障、貿易金融、重要インフラや自治体への支援、食糧安全保障、企業セクターなどの分野において、EBRDとの協力継続に高い関心を持っています。

また、ゼレンスキー大統領は、ウクライナ国民に向け、下記のメッセージを述べました。

『今週は、我が国と国民を大きく強化した。そして明日は、ウクライナにとって重要なニュースがあるだろう。これからの数週間で、ウクライナの強さ(国内の強さ)と世界との協力関係(連携)がさらに強まるよう取り組んでいる。世界に私たちの声を聞いてもらい、理解してもらい、協力(支援)してもらいたい。私たちを支援してくださるすべての方々に感謝しよう』

2023年9月28日(木)

ゼレンスキー大統領 NATOのストルテンベルグ事務総長と会談

ゼレンスキー大統領は、下記のように述べています。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長をウクライナにお迎えできたことを喜ばしく思うとともに、有益な対話ができたことに感謝している。今日、これは事実上の同盟国同士の会話であり、ウクライナが同盟(NATO)の正式加盟国となるのは時間の問題である。わが国はすでに、すべてのNATO加盟国を束ねる”自由”という共通の空間を守っている。そして、ロシアが放ったこの犯罪的戦争におけるウクライナの勝利は、わが国だけでなく、大陸全体の長期的な安全を保証するものとなる。イェンス・ストルテンベルグ氏と、自由を守るために協力してくれるウクライナのすべてのパートナーに感謝する』

ゼレンスキー大統領はこのように述べています。また、ゼレンスキー大統領は、28日、NATOのストルテンブルグ事務総長、イギリスとフランスの国防大臣と相次いで会談を行い、NATO加盟に向けた話を進めると同時に、西側の軍事的な結束を高めました。実質、表には出てこない重要なやり取りがされていると予想され、ウクライナへの持続的かつ強力な兵器供与について話がまとまっているように見えます。ロシアへの軍事的圧力をより一層高め、占領軍の早期撤退を促し、ウクライナ領土の開放が1日でも早く訪れますように!

2023年9月28日(木)

ゼレンスキー大統領 グラント・シャップス英国国防大臣と会談

ゼレンスキー大統領は、イギリスの新しい国防大臣グラントシャップスと有益な会談を行いました。会談の中でゼレンスキー大統領は、イギリスのウクライナへの強力な財政支援、防衛支援、人道支援に深く感謝するとともに、軍事分野における協力は、戦場におけるウクライナ兵士の能力を著しく向上させていると非常に高く評価しました。

2023年9月28日(木)

ゼレンスキー大統領 ウクライナのIAEA理事会入りを発表

ゼレンスキー大統領は次のように述べました。

『IAEAから念願の結果が出た!ウクライナが国際原子力機関(IAEA)の理事会入りを果たした。これは、ウクライナの国際的な安全保障上の役割を強調するだけでなく、IAEAの全加盟国と国際社会全体を拘束する意思決定に影響を与える真の機会をウクライナに与えるものだ。

われわれは、平和のための公式の第一項目である原子力と放射線の安全を実現するために、あらゆることを行う。そして、ザポリツィア原子力発電所をロシアの占領から完全に解放し、ウクライナとヨーロッパ全体をロシアの放射能脅迫から守ることを保証する』

ゼレンスキー大統領は、このように力強くウクライナのIAEA入りを発表しました。

2023年9月27日(水)

ゼレンスキー大統領 英国人俳優マーク・ストロングに感謝

ゼレンスキー大統領は、英国人俳優マーク・ストロングが UNITED24 の新アンバサダーに就任したことを祝しオンラインで感謝を伝えました。マークは『シャーロック・ホームズ』、『キングスマン』、『イミテーション・ゲーム』に出演しており、今回はウクライナ大統領の資金調達プラットフォームの大使として、ウクライナの学校再建を支援するのをサポートします。UNITED24は、世界で最高の人材を集め続けています。

2023年9月25日(月)

ゼレンスキー大統領 ウクライナ軍に感謝

ゼレンスキー大統領は、昨晩のロシア軍によるオデッサへの集中攻撃に対して、次のように述べました。

『連日連夜、ロシアのミサイルやドローンによる攻撃を跳ね返している空軍の軍人たち、対空砲手たち、機動射撃群の軍人たちに感謝したい。昨夜のウクライナに対するたった1回の攻撃で、敵は33発の攻撃兵器「シャヘド」とミサイルを使用した。そのほとんどは、オデッサとその地域に向けて発射された。そのほとんどは撃墜された。が、残念ながらすべてではなく、命中したものもあった。しかし、33の標的のうち30は無力化された。無力化された標的のひとつひとつが、人命救助を意味することを肝に銘じておくことが重要だ。

そして我々は、都市や村落、ウクライナのすべてのコミュニティに対するすべての攻撃に対して、ロシアに報復する。オデッサ、ベリスラフ、ケルソン、ドネツク、ハリコフ、スミ地方のために。すべての地域のために。ロシア占領軍の攻撃から人々を救ってくれたすべての人に感謝する!ウクライナを守るために力を貸してくださる世界中の皆さんに感謝する!我々の戦士たちに栄光あれ!国家のために働くすべての人々に栄光あれ!ウクライナに栄光あれ!』

ゼレンスキー大統領は、戦争が始まってからというもの、常に国民を鼓舞し、先頭に立ってテロ国家ロシアに立ち向かっています。その姿をみて、これまでとは物の考え方を180度変えたウクライナ国民が大勢います。ゼレンスキー大統領に栄光あれ!

2023年9月23日(土)

ゼレンスキー大統領 ポーランドに感謝

ゼレンスキー大統領は、ウクライナに向かう途中、ポーランド東部の街「ルブリン」でポーランド市民、ボランティア、そして思いやりのある人々の努力を称え、深く感謝しました。ビアンカ・ザレフスカさんはジャーナリストで、2014年からロシアのウクライナ侵略を取材し、ロシアの悪の侵略によって何が起きているのか真実を広めています。2014年7月、彼女は重傷を負いましたが、正義のための戦いをあきらめませんでした。 彼女のボランティア活動は、治療のためにポーランドの小児病院に搬送された子どもたちを含め、多くのウクライナ人の命を救いました。

また、ゼレンスキー大統領は、救助衛生兵であり、ボランティア医療チームの責任者であり、ルブリンにあるマリー・キュリー・スクウォドフスカ大学の講師でもあるダミアン・ドゥダ氏の尽力にも感謝しました。彼と彼のチームは、バフムート、ソレダー、南部の最前線と、ウクライナを駆け巡り、ウクライナの兵士を救出し、医薬品の購入資金を調達する基金を設立し、戦闘衛生兵を訓練するセンターを設立し、戦地に赴くジャーナリストやボランティアのための訓練も積極的に行っています。彼の活動のおかげで、実際に多くの命が救われています。

ゼレンスキー大統領は『ヨーロッパ全体の自由を守るためのかけがえのない支援と連帯に、ポーランド全土に感謝しています!』と述べ、締めくくりました。

2023年9月23日(土)

ゼレンスキー大統領 スーダンのアブデル議長と会談

ゼレンスキー大統領は、アイルランドのシャノン空港でスーダン主権評議会のアブデル・ファタハ・アル・ブルガン議長と予定外の会談を行いました。ゼレンスキー大統領はその会談について、

『ウクライナの主権と領土保全に対するスーダンの一貫した支援に感謝する。我々は、共通の安全保障上の課題、すなわちロシアから資金提供を受けている非合法武装集団の活動について話し合った。私は、ウクライナからの穀物イニシアティブを支持し、今年のサミットに参加するよう呼びかけました。ウクライナとアフリカ諸国との協力強化のための可能なプラットフォームについて検討する』

と述べています。

2023年9月22日(金)

ゼレンスキー大統領 カナダのトルドー首相と会談

ゼレンスキー大統領は、カナダのオタワで、メアリー・サイモン・カナダ総督と夫のホイット・フレーザー氏に会い、ウクライナの主権と領土保全を支持するカナダの確固たる立場に感謝の意を述べました。本格的な侵攻が始まって以来、カナダ政府とカナダ国民全体の誠実で力強い支援にウクライナ人のみんなは感謝しています。

そして、ゼレンスキー大統領は、カナダのジャスティン・トルドー首相と実り多い会談を行いました。主な議題は、ウクライナの国防ニーズ、継続的な財政・人道支援、経済・投資協力についてです。また、生中継のカナダ議会の式典に参加し、トルドー首相とともにメディア関係者と会談を行っています。ゼレンスキー大統領は、会談で下記のように述べています。

あきらめていいのか?いいえ。人間の本質にある光を裏切っていいのか?いいえ。悪を受け入れることができるか?いいえ。私たちのアイデンティティーが消されるのを許すことができるだろうか?いいえ。

ウクライナとカナダは同じだ。私たちは立ち上がり、生きるために戦っている。ウクライナはこの戦争から、ロシアによる大量虐殺ではなく、勝利を得るだろう。クレムリンではなく、人々が勝者となる。自由が勝者となる。正義が勝者となる。

そして何よりも、私はカナダに感謝したい。ウクライナ人がカナダにいるとき、自宅のようにくつろげるようにしてくれたという、とても人間的なことに。ありがとう。これは単なる歴史の遺産ではない。人格の遺産だ。ウクライナ系カナダ人のコミュニティは、何百万ものウクライナ人の命を代表し、多様なコミュニティを持つカナダの運命となった。自由を愛し、勇気を愛し。正義を愛するカナダ。どこへ行っても快適で、破壊や辱めではなく、建設と創造を行う人々の能力。 カナダのウクライナ国旗は、ウクライナにおけるカナダへの絶対的な信頼と同様に、日常生活の一部となっている。ありがとう、カナダ!』

また、ゼレンスキー大統領は、

『カナダから新たな防衛支援パッケージ、装甲戦闘車両と装甲避難車両を受け取った。そして我々は、防空シールドの強化について詳しく話し合った。カナダがF-16戦闘機のパイロット訓練に参加することを決定したことに感謝する。我々は最新の自由貿易協定に署名した。これはウクライナ再建の基礎となるだろう。カナダは最大の援助国のひとつであり、これは非常に重要だ。この支援を続けてくれることに感謝している。  私たちは、「平和のための公式」のさまざまな側面についても話し合った。とりわけ、ロシアの侵略を非難し、ロシアが引き起こしたすべての損害を補償するという正義について議論した。グローバル・ピース・サミットの開催を支援してくれたカナダにも感謝している。ウクライナのために新たな防空ミサイルを購入するというジャスティン政府の決断に感謝する。ロシアのミサイルやイランのシャヘダが連日、私たちの都市や民間インフラを攻撃していることを考えると、これは非常にタイムリーなことだ。ありがとう、カナダ!

また、カナダのビジネスがウクライナに進出し、ウクライナを再建(復興)することに関心がある。トロントで、カナダのジャスティン・トルドー首相およびカナダ企業の代表と会談した。私たちは、ウクライナへの投資の見通しと、戦争が終結する前にこのプロセスを開始するための前提条件について話し合った。「ウクライナに栄光あれ!」この言葉は、カナダ全土、すべての人々、すべてのコミュニティと都市をひとつにする。とても感動的だ! 感動を与えるだけでなく、人々を助け、私たち全員がより強くなろう。より強くなるためには、自由が必要だ。自由と団結で勝利に近づく。ウクライナの勝利!カナダの勝利!すべての人々の勝利へ!』

このように述べ、締めくくっています。

2023年9月22日(金)

ゼレンスキー大統領 バイデン大統領と会談

ゼレンスキー大統領は『非常に重要な結果を伴うワシントン訪問だった』と前置きしたうえで、

『私はバイデン大統領とそのチームに会った。防空、大砲、砲弾、技術設備といった新しい防衛(支援)パッケージを確認できた。また、ウクライナが米国とともに必要な兵器を生産するための長期協定も結ばれた。これは我々の団結の新たなレベルである!米国との防衛産業における共同生産は歴史的なことだ。新たな産業基盤が生まれ、両国にとって新たな雇用が生まれる。特に、ウクライナは防空システムを生産できるようになる。我々は、自由と生命を守るための兵器を生産するために、米国とともに新たな防衛エコシステムを構築する準備を進めている。これは世界的に良い結果をもたらすでしょう。バイデン大統領、本当にありがとう!

そして、両党、両院に感謝する。今日、私はアメリカの首都で、議会と非常に率直で詳細な会話を交わした。私は信頼を感じた。信頼は常に結束の基礎となるものだ。下院議員や上院議員からは明確で率直な質問があった。率直な答えがあった。今日、国防総省でも会議があった。防衛支援に関する重要な話し合いだ。私たちはウクライナを強化するために努力を続けている。私たちを助けてくれるすべての人に感謝する!すべての戦士たちに栄光あれ!我々は必ず勝利する!ウクライナに栄光あれ』

と締めくくっています。

2023年9月21日(木)

ゼレンスキー大統領 アメリカ上院・下院両党に感謝

ゼレンスキー大統領は、ケビン・マッカーシー下院議長、ハキーム・ジェフリーズ下院民主党党首、下院議員らと会談しました。ゼレンスキー大統領は、下記のように述べています。

『ウクライナは、上院下院、両党、そしてアメリカ国民全体の揺るぎない支援に心から感謝しています。私たちは共に、民主主義、自由、尊厳という、アメリカをはじめとした全世界が築き上げてきた価値を守るために、大きな前進を遂げました。ロシアの戦争犯罪によるウクライナ国民の苦しみは甚大ですが、占領地の半分以上がロシアの侵略者から解放され、勝利が近づいていることは明らかです。ウクライナが勝利することは、ロシアはもちろん、他のいかなる独裁国家も自由世界を不安定化させることができなくなることを保証することに繋がります。勝利するために、アメリカとウクライナは団結し、協力しなければならないと考えています』

このようにゼレンスキー大統領は述べ、各議員との会談では、戦場の状況や、防空強化など優先的に必要な防衛について話し合われました。

2023年9月20日(水)

ゼレンスキー大統領 国連総会一般討論でスピーチ

ゼレンスキー大統領は、国連総会の一般討論にて、下記のようなメッセージを世界に伝えました。


『ウクライナは3番目に大きな核兵器を放棄した。当時、世界はロシアがそのような力の管理者になるべきだと判断した。しかし、1990年代、最も核軍縮すべきなのはロシアであったことは歴史が証明している。テロリストに核兵器を保有する権利はない。核兵器が存在する限り、大量破壊は勢いを増す。(核兵器という恐怖を背景に)ロシアは他の多くのものを武器に変え、ウクライナに対してだけでなく、あなた方すべての国に対して使われている。武器の保有や拡散を制限する条約は数多くあるが、食糧やエネルギーなどを武器として使用することについては実質的な制限がないのが現実だ。

本格的な侵略が始まって以来、ロシアはわが国ウクライナの黒海とアゾフの港を封鎖してきた。ドナウ川の港はミサイルや無人偵察機によって狙われ続けている。ロシアは、ウクライナから占領した領土の占領を世界の国々に認めさせるために、世界市場での食糧不足を武器(強迫観念)として利用し、食料価格も武器として利用している。

我々は黒海に一時的な輸出回廊を開設した。私たちは陸路の保全に取り組んでいる。ヨーロッパの一部の人々が、この時期に連帯を装い、穀物をスリラーにして政治劇を演じているのを見るのは不愉快だ。自分たちの役割を演じているように見えるかもしれないが、そうではなく、モスクワの役者のための舞台作りを手伝っているのだ。世界はロシアがエネルギーを武器として使用するのを繰り返し目撃してきた。現在の脅威はさらに大きい。ロシアは核エネルギーを武器に変えようとしている。ロシアが私たちのザポリツィヤ原子力発電所に何をしたかを見てほしい。砲撃し、占領し、今では放射能漏れの脅威で他国を脅迫している。

残念なことに、さまざまなテロリスト集団が子どもたちを誘拐することはこれまでもあったが、集団誘拐や強制送還が国家政策の一部になったことはなかった、これまでは。ロシアで誘拐されたウクライナの子どもたちは、ウクライナを憎むように教え込まれ、家族との絆は断ち切られる。これは大量虐殺だ。

ロシアは10年ごとに新しい戦争を始める。モルドバとグルジアの一部は占領されたままだ。ロシアはシリアを廃墟に変えた。もしロシアがいなければ、そこで化学兵器が使用されることはなかっただろう。ロシアはベラルーシをほぼ吸収し、カザフスタンとバルト諸国を脅かしている。

今日、人類はこれまで以上に、命を救うために完全に連帯して行動しなければならない。核兵器が封じ込められるように、侵略者とそのあらゆる戦争手段や方法も封じ込められなければならない。そして、侵略が二度と起こらないようにするためには、私たちの団結が必要なのだ。

昨年、私は「平和のために(ウクライナ式)」を発表した。これは、既存の安全保障体制をアップデートするための基礎となった。国連憲章を復活させ、ルールに基づく世界秩序の完全な効力を保証することができる。明日、私は国連安全保障理事会の特別会合でその詳細を発表する。この方式はウクライナだけの問題ではない。140を超える国や国際機関が全面的または部分的に支持している。ロシアがウクライナや他の国々に対して使用し、他の侵略者が使用する可能性のある、あらゆる形態の兵器化(武器化)を阻止するための解決策と手段を提示するものである。広島、コペンハーゲン、ジェッダでは、平和フォーミュラの実施に向けた重要な交渉や協議が行われた。そして私たちは、世界平和サミットの準備を進めている。どのような侵略も許さないすべての皆さんに、サミットの準備に参加していただきたい。

私は、水面下でいくつかの疑わしい取引が結ばれようとしていることを承知している。悪は信用できない。プーチンの約束を信用すべきかどうか、プリゴージンに尋ねてほしい。どうか最後まで聞いてほしい。団結ですべてをオープンに決めましょう。ウクライナは、ロシアの侵略後、できる限りのことをしている。ロシアの戦争犯罪は罰せられなければならない。ロシアの占領者は自国の領土に戻らなければならない。』

ゼレンスキー大統領 国連安全保障理事会に参加

ゼレンスキー大統領は、国連安全保障理事会に参加し、全世界に向けて下記のようなメッセージを述べています。

『国連安保理の常任理事国(ロシア)が、(ウクライナに)本格的な侵略を開始して以来、574日間の苦痛、損失、闘争が過ぎ去った。ロシアは少なくとも数万人の同胞を殺害し、数百万人を難民にし、家屋を破壊した。世界の大多数は、この戦争の真実を認識している。ロシアは、ウクライナの領土と資源の奪取を目的とし、我が国に対する犯罪的でいわれのない侵略行為(テロ行為)を繰り返している。

そしてそれは、ウクライナに対するロシアの侵略だけではない。テロ国家は、その侵略によって、世界を戦争から守るべき国際規範のすべての堰(砦)を崩すことを目的に掲げている。そして私は、ロシアの侵略を国連憲章違反であると認識した世界中のすべての人々に感謝している。

国連は、侵略に関しては行き詰まりを見せている。我々はそれを認めなければならない。国家の主権を守るという点では、人類はもはや国連に希望を託すことはできない。世界の誰もが、国連が非効率的であることを理解している。ソ連崩壊後、ロシアが裏工作によって不法に占拠しているこの安全保障理事会の席には、ロシアの侵略と大量虐殺を正当化することを仕事とする嘘つきがいる。

侵略者(ロシア)の手中にある拒否権こそが、国連を行き詰まらせている。あなたが誰であろうと、現在の国連システムでは、拒否権よりも劣った存在になってしまう。拒否権はごく少数の人間によって握られ、ロシアという一人の人間によって利用され、他のすべての国連加盟国に不利益を与えている。

国連改革に関する長年にわたる協議やプロジェクトは、国連改革のプロセスとなるべきである。改革すべきは拒否権の行使であり、これは重要な改革となりうる。国連憲章の力を取り戻すものだ。拒否権は、憎悪と戦争にとりつかれた人々の武器として機能すべきではない。国連総会は拒否権を無効にする真の機会を与えられるべきである。これが必要な第一歩である。アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ、太平洋の国々の意思を反映した3分の2の多数、つまりグローバルな適格多数があれば、拒否権は無効化され、そのような総会決議はすべての加盟国を拘束するはずである。

第2段階。国連安全保障理事会は、世界各国に対して十分な説明責任を果たさなければならない。私は、安全保障理事会における各国の代表権を拡大するというさまざまな指導者の提案を歓迎する。安全保障理事会の常任理事国は、現在の状況を反映したものでなければならない。アフリカ連合は常任理事国になるべきだ。アジアはより大きな常任理事国にふさわしい。ドイツは安保理の常任理事国にふさわしい。ラテンアメリカは常任理事国であるべきだ。そして太平洋諸国。

侵略国として認められていないすべての総会加盟国は、安全保障理事会とその補助機関の活動への参加とアクセスを拡大すべきである。同時に、安全保障理事会のいかなる加盟国も、そのような国が国連憲章に違反して他国への侵略行為を行っている間は、その参加を停止すべきである。

第三のステップとして、国家の領土保全と主権に対する行動への早期対応を通じて、侵略を防止するシステムが必要だ。これには、侵略者に対する強力な制裁も含まれる。戦争を始めようとする者は誰でも、致命的な過ちを犯す前に、そうすれば何を失うかを理解しなければならない。予防的制裁の問題は、総会のいずれかのメンバーが侵略の脅威を宣言するたびに、自動的に国連安全保障理事会に持ち込まれるべきである。

ウクライナの兵士たちは今、国連安全保障理事会が票を投じて行うべきことを、血を流して行っているのだ。安全保障体制を強固なものにするために取らなければならない具体的な行動の例を挙げよう。

第一に、ロシアの黒海艦隊や戦時中に残されたものを含め、すべてのロシア軍と軍事組織を完全に撤退させ、国際的に承認された1991年の国境内にあるウクライナのすべての主権領土から、すべてのロシア傭兵と準軍事組織を撤退させることである。

第二に、黒海とアゾフ海、およびケルチ海峡におけるウクライナの全国境と排他的経済水域の実効支配をウクライナに完全に返還することである。これら2点の履行のみが、公正で信頼できる完全な敵対行為の停止につながる。

ウクライナの平和のための公式を作成する際、私は国連憲章の原則と総会の決議から、この平和のための公式の要点を導き出した。フォーミュラに参加する国々は、ルールに基づく国際秩序のため、国家の領土保全と主権の保護のため、人権の擁護のため、侵略と虐殺政策の防止のために活動していることを自覚している。この活動の中心は、このホール、すなわち国連安全保障理事会であり、さらには総会であるべきだ。そのために国連機関の改革が必要であるならば、私たちは改革を恐れるべきではない。私たちは、ピース・フォーミュラに参加する国連加盟国とともに、関連決議案や国連憲章の改正案を作成する用意がある。

平和を尊重する世界のすべての国が、平和の回復に真に参加することができる。協力は、国際関係におけるウクライナのキーワードである。それは平和のキーワードでもある。だから平和を勝ち取ろう! 私たちの制度と協力をより強固なものにしよう。ウクライナの兵士たちは今、国連安全保障理事会が投票によって行うべきことを、自らの血をもって行っている。国連安全保障理事会が、いまや世界で最も目立つ理事会にすぎないことを残念に思う。国連にはもっとできることがあるはずだ』

2023年9月19日(火)

ゼレンスキー大統領 アメリカでリハビリを受けるウクライナ兵士を訪問

ゼレンスキー大統領は、アメリカニューヨークに到着した直後、アメリカで怪我のリハビリを行っているウクライナ兵士たちのお見舞いをし、ウクライナの負傷した戦士たちの回復を助けてくれている医師団らに感謝の意を表明しました。ゼレンスキー大統領は、国家表彰を行い、ウクライナ人の回復力を称賛し、全世界共通の勝利について語りました。

2023年9月16日(土)

ゼレンスキー大統領 ウクライナ防衛産業フォーラムについて

ゼレンスキー大統領は、下記のように発表しています。

『ウクライナで初めて開催される防衛産業フォーラムの準備を続けており、今年の秋に開催される予定です。
フォーラムへの関心は非常に高い。これは、ウクライナの強さと可能性(将来性)、自国を守り、他国の自由と国際秩序の維持を支援する能力を十分に反映しています。すでに、21カ国を代表する86の防衛関連企業が参加を表明している状態です。

ウクライナで武器や弾薬を生産する機会を提供(優遇)し、あらゆる侵略から確実に身を守るための最新技術が集結します。同盟国やパートナーの間で防衛に関する経験・情報を共有することで、世界は、侵略国家やテロリストによる生命への脅威よりも強くなっていくことでしょう。ウクライナに栄光あれ!』

2023年9月15日(金)

ゼレンスキー大統領 国際刑事裁判所検事と面会

ゼレンスキー大統領は、国際刑事裁判所検事カリム・カーンと面会しました。ゼレンスキー大統領は、

『我が国、そして我が国のすべての法執行機関、検事総長室と国際刑事裁判所との組織的な協力によって、ロシアの戦争犯罪に対する真の説明責任をより効果的に導き出しています。

私たちはすでに、プーチンに対する歴史的な逮捕状という最初の明確な結果を手にしています。他のすべての公正な結果は、この後に続くことでしょう』

と述べています。

2023年9月15日(金)

ゼレンスキー大統領 救助者の日に労いの言葉

ゼレンスキー大統領は、救助者の日の前夜、ウクライナ国家緊急事態局の職員らに祝辞、労いの言葉を述べました。

ゼレンスキー大統領は、

『皆さんは単なる仕事以上のことをしています。皆さんは、私たちの社会全体、私たちの都市や村の真の活力を支えているのです。皆さんの勇気と誠実さはすべてのウクライナ国民から愛され、信頼され、必要とされています。すべてのウクライナ人救助隊に栄光あれ! そして、私たちの勝利の時が一日も早く訪れますように!ウクライナに栄光あれ!』

とゼレンスキー大統領は述べました。

2023年9月14日(木)

ゼレンスキー大統領 戦車部隊の日に労いの言葉

今日はウクライナにおける戦車部隊の日です。そこでゼレンスキー大統領は、国民に向けて戦車部隊を労うメッセージを発しました。

『今日は戦車部隊の日だ。昨年、ハリコフ攻勢はこの日に終結した。戦車部隊はホルティツィア攻勢の中核を担った部隊の一つである。ウクライナの戦車部隊は、圧倒的な数の占領軍の戦闘車両に打ち勝ち、その他多くの敵車両を破壊し、77両のロシア軍戦車を鹵獲した。9月14日、地域安定化の措置がとられた後、解放されたイジュウムの町にウクライナの国旗が掲げられた。

9月14日は、ウクライナが誇る戦車兵のプロフェッショナルな強さを称える日である。今日も変わらず、戦車部隊は勇敢かつ力強く祖国を守り、占領者を撃破し、ウクライナの力が無敵であることを証明している。戦車兵の皆さん、あなた方の勇気と無敵の人格に感謝する!戦車部隊の日、おめでとう』

とゼレンスキー大統領は締めくくっています。

2023年9月13日(水)

ゼレンスキー大統領 来年度予算について

ゼレンスキー大統領は、シュミハル首相とマルヒェンコ財務大臣と会談し、来年度予算について協議を行いました。その会議においてゼレンスキー大統領は、国家予算において何を優先すべきかという主要なパラメーターの概略を説明しています。

具体的には、ゼレンスキー大統領は下記のように発表しています。

『重要なことは、国家と国民を守ることだ。国防と安全保障は最優先事項であり、国防と安全保障のための予算は少なくとも今年と同水準になるだろう。

そして来年は、防衛産業、つまりウクライナ国内での武器製造のための予算を大幅に追加しなければならない。ドローンについては、海外で必要なものを購入する予算と、ウクライナで生産体制を強化する予算の両方が必要不可欠だ。

それとは別に、退役軍人の支援も予算の優先事項である。社会的支出も優先している。主に教師や講師を支援するために、教育制度にもプラスがある。先日発表した子ども、親、教師のための新しいツール「Mriya」を含め、教育のデジタル化のために必要な資金を配分する。もちろん、年金の大幅な物価スライドも実施する。

そして、私たちは予算において非常に重要な経済的重点を置いている。生産、雇用、投資など、ウクライナがより早く回復するために必要なあらゆることを行っていく。

私(ゼレンスキー大統領)は首相に対し、来年2024年前半にウクライナの最低賃金を引き上げるための基盤を準備するよう指示した。

この戦争を終わらせるため、つまり我々ウクライナの勝利を絶対的なものにするために、政府の仕事のあらゆるレイヤーをきっちり整えなければならない。

ウクライナにとって必要な勝利を達成する武器。ウクライナ国民に必要な仕事を提供できる経済。果たさなければならない国家の社会的機能。国家の機能、特にヨーロッパのどこよりも近代的でなければならないデジタル機能。これらはすべて、ウクライナの勝利に近づくための手段なのだ』

と政府内や国民に向けて発言しています。