中国のUnionPay、ウクライナ市場に登場

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中国のUnionPay、ウクライナ市場に登場

中国のUnionPay、ウクライナ市場に登場

昨年の夏、ウクライナのPrivatBankと中国の決済システムUnionPayが相互協力について合意しました。これはウクライナにとって、国際金融システムに入る大切な機会でした。そしていよいよ、2020年12月3日からウクライナ全国でUnionPayカードの使用が可能になりました。

「中国の新しい国際パートナーの参入は、ウクライナの銀行セクターと、世界の金融システムとの統合に、新たなチャンスをもたらしてくれた。これで、より多く中国の消費者がウクライナとの関係に関心を持ってくれることにも繋がるだろう」とPrivatBankの会長は我々に話をしてくれました。

また、PrivatbankとUnionPayは、ウクライナで革新的な決済とサービスを共同開発する計画も、水面下で進めているそうです。

「UnionPayは、革新的な支払いシステムの開発、スマートシティプロジェクトの実施など、金融統合で豊富な経験を有しており、ウクライナの決済業界の発展に、大きく貢献する準備ができている」とUnionPayの代表取締役は話をしてくれました。

ウクライナの金融サービス市場に中国の決済会社が登場したことにより、キャッシュフローが簡素化され、中国との貿易が発展することは間違いない、と専門家は言います。

ウクライナはヨーロッパの玄関口。港もあり、ヨーロッパやCIS諸国や中東のちょうど中心に位置します。2020〜2025年の5年間で大きな発展が見込まれている国です。