【ウクライナの新スタートアップ編】ウクライナの港町、オデッサで各種人骨の3Dプリントプロジェクトが登場!

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【ウクライナの新スタートアップ編】ウクライナの港町、オデッサで各種人骨の3Dプリントプロジェクトが登場!

【ウクライナの新スタートアップ編】ウクライナの港町、オデッサで各種人骨の3Dプリントプロジェクトが登場!

皆さん、私たちは恵まれた素晴らしい時代に生きています。人工的に組織や内蔵、骨を作り出す「バイオ3Dプリンター」が実用化の段階に入っています。ウクライナスタートアップのKwambioが3Dプリンターの発展に大きく貢献しました!世界を変えるほど素晴らしいプロジェクトだとJOINJAPANでは思っています。皆さんにプロジェクトの詳細をお届けします。

Kwambioとは?

同スタートアップは、元々独自の3Dプリンター技術と環境負荷が少ない粉末を開発し、ウクライナの南部に位置するオデッサ市の工場で、様々なセラミック製品を3Dプリンターで製作していました。

Kwambioプリンターのコストは当初45,000ドルでしたが、この度同社は、5,000ドルで、最初のデスクトップセラミックプリンターをリリースしています。

ところで皆さん、3Dプリンターの仕組みについてご存知でしょうか?

3Dプリンターは、見た目は普通のプリンターと変わらず、インクの代わりにセラミック粉が使用されており、接着剤で形が形成されます。

Kwambioのクライアントの90%はGeneral ElectricとAirbusを含むアメリカ企業です。それもあり、同社はニューヨークで支店を開設しました。また、TeslaとNASAの注目を引いていることからも有望なスタートアップと言えるでしょう。

今年、Kwambioが人骨と内臓の3Dプリンターの開発について発表しました。現在、同スタートアップは、3Dスキャン、CTスキャン、MRIスキャンに基づいた体の仮想アトラスを作成するプラットフォームの立ち上げに取り組んでいます。

さらに、Kwambioは、パートナーと協力し、セラミックバイオガラスと改良型バイオポリマーという2つの生体材料を開発しました。 その材料は、各種人骨のプリント、または、軟部組織、血管、臓器のプリントに使用されます。材料はスウェーデンでテストされており、ウクライナでも臨床実験を行っています。

Kwambioは、今ならまだ投資先としても魅力的です。

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