(2023年5月 次回2024年6月更新予定)
貴社のウクライナ出張をサポートします。
具体的なサポート内容は、
① 移動(送迎)や宿泊先、その他の手配
② ビジネスミーティングのセッティング
③ 現場取材や視察のセッティング
④ 通訳や翻訳家のセッティング
⑤ カンファレンス開催のサポート
⑥ ウクライナ戦後復興ツアー(経営者向け)
です。 戦時下のウクライナ入国方法についてはこちらをご確認ください。
貴社よりご要望いただいた場合、ボルィースピリ国際空港に飛行機が到着したあと、一般の出口を利用せず、外交官やVIP専用の出口をご用意できます。飛行機から出ると貴社の名前が書かれた紙を持った空港係員がいますので、その係員の指示にそって、車両に乗り、専用の出口まで移動してください。そこで弊社のスタッフがお待ちしております。預け荷物は係員がお持ちします。
ボルィースピリ国際空港から首都キーウまでの送迎、ミーティングや取材場所への送迎は、特別なご要望のない限り弊社指定の車両で移動します。車両はトヨタプレビア(エスティマ)、メルセデスベンツのVクラスです。また、ご要望によって、マイバッハとロールスロイスのセダンやSUVも手配します。日本から要人をお連れの場合には、ウクライナ公式のセキュリティ車両や人員もお付けします。
キーウから各地方(例えば、オデーサ、リヴィウ、ハルキウなど)に行く場合、車両か電車か飛行機か、移動人数・スケジュールその他によって最も便利な方法を選びます。
宿泊先は、首都キーウの場合、Hilton Kyiv か Hyatt Regency Kiev を利用します。ご要望によっては、その他のホテル、現地感を満喫できるアパート、ドニプロ川沿いの邸宅などもご利用いただけます。
その他、現地滞在に必要なこと、例えば、SIMカード、ショッピング、レストランの手配などもその都度ご要望にそってご用意いたします。
貴社に必要なビジネスミーティングをセッティングします。詳しくは「貴社の取引先・パートナー・人材探し」のサービスページで説明していますのでご確認ください。
例えば、貴社が
・オフショア開発先を絞り込むために、キーウ、リヴィウ、オデーサの3か所で2社ずつ、現地を代表するソフトウェア開発会社とミーティングしたい
・自社製品をキーウ市内で試し販売するために、キーウを代表する販売代理店候補3社とミーティングしたい
・ウクライナの農業に投資するために、最低4,500ヘクタールの農地で農業をしている会社とミーティングしたい
など、貴社の目的に合わせたウクライナ企業を選んで紹介(マッチング)し、ビジネスミーティングのセッティング(コーディネイト = 間に入っての調整)を行います。
貴社が求める取材や視察をセッティングします。詳しくは「マッチング・コーディネイト(取引先・パートナー・人材探し)」のサービスページで説明していますのでご確認ください。
例えば、貴社が
・防衛系スタートアップ企業、なかでもドローンに力を入れているスタートアップ企業の工場を訪問して取材や撮影をしたい
・ウクライナ産キャビアの養殖場を視察し、好感触であれば、日本輸入に向けて打ち合わせしたい
・ウクライナのデジタル省や教育省、ウクライナを代表する工科大学を訪問して、ウクライナにおけるSTEM教育について取材したい
など、貴社の目的に合わせたウクライナ企業や機関を選んで紹介(マッチング)し、取材や視察のセッティング(コーディネイト = 間に入っての調整)を行います。
貴社がお求めのミーティング、取材、視察などにおいて、選りすぐりの通訳をお連れします。詳しくは「通訳・翻訳サポート」のサービスページで説明していますのでご確認ください。
例えば、貴社が
・サイバーセキュリティー対策について協議したいので、サイバーセキュリティーにおける専門用語に精通した通訳者を準備したい
・ウクライナ語以外で、日本語と英語の両方ともをよく分かっている通訳を準備してほしい
・女性向けの商品やサービスに関するミーティングなので、女性の通訳者を準備してほしい
など、貴社の要望にそった通訳者・翻訳家をお連れします。
貴社が参加、若しくは主催するカンファレンスやイベントをサポートします。詳しくは「カンファレンス開催」のサービスページで説明していますのでご確認ください。
例えば、貴社が
・ウクライナのリヴィウ市にあるソフトウェア開発会社の経営幹部を100名程度、ITに関連が強いメディアと政府高官と教授で20名程度、合計120名に参加してもらうカンファレンスをリヴィウで開催(主催)したい
・ウクライナ最大の農業カンファレンスに参加し、その会場で大型のブースを設置し、自社製品のアピールを行いたい。アピールのためにウクライナ語の資料や、それを説明するための通訳を準備したい
など、貴社のカンファレンス開催(参加)目標や規模に合わせて、必要となる会場、設備、現地パートナー、通訳者などを準備します。
別途「ウクライナ戦後復興ツアーに関する詳細」の記事をご確認ください。
以上、ウクライナ出張が円滑に無事に成功するようにお手伝いします。
また、弊社のサポート無しでウクライナに出張に来られる方もいらっしゃいますので、下記にウクライナ出張時のポイントを挙げておきます。
ウクライナの文化では、人間関係(信頼)が特に重要視されているため、重要なビジネス案件は直接会って話し合うことが望ましいとされています。
商談の形式や雰囲気は、ウクライナの会社の規模や外国人ビジネス担当者の過去の経験によって大きく異なりますが、まずは「コーヒーか、お茶か、水はいかがですか?」と聞かれます。
先方のオフィスにミーティングルームがない場合は、ホテルのカフェや会議室、市内のカフェやレンタル会議室などを使う場合もあります。固いミーティングを好む場合と、リラックスしたミーティングを好む場合とで、ミーティングの場所は様々です。
名刺を持たないスタートアップもありますが、ウクライナの一般的な企業の場合には、名刺を持っています。日本のように相手の前に立ち、両手で丁寧に渡すという文化はありません。
ウクライナ企業には英語を話せる担当者がいるのが大半です。もしいない場合や、貴社が日本語を希望する場合、日本語⇔ウクライナ語の通訳か、日本語⇔ロシア語の通訳を利用します。継続してビジネスを成功させていくためには、特に経験豊富な通訳を利用してください。
お互いの意思疎通が正しく行われ、ミスコミュニケーションや揉め事が起きないために、
・一般的なビジネス用語
・貴社が希望する分野の専門用語
・契約書の用語
・法律家とのやり取りに使われる用語
をよく理解している通訳を利用してください。
日本企業の日本人が、わざわざ遠くウクライナまでビジネスミーティングをするために来てくれたわけですから、ウクライナ人の担当者は、食事に誘うことが多いです。ウクライナ料理のレストランに招待されることが多いです。
食事と同様に、ウクライナ人の担当者は、観光に誘ってくれることもあります。ウクライナ人にとって仕事も大切ですが、あまり会える機会のない日本人との時間を大切にする傾向があります。日本人と同じで、信頼関係あってのビジネスという考え方を持っているウクライナ人が多いです。
ウクライナは、春は10~20℃、夏は20~30℃、秋は10~20℃、冬はマイナス10~0℃くらいの気温のイメージです。
ミーティング時の服装としては、一般的な企業とのミーティングであれば、スーツを着用することはあまりありません。政府高官とのミーティングの場合、スーツやネクタイをする場合もあります。一般的なビジネスミーティングであれば、ラフできれいな服装であれば、全く問題ないです。
ウクライナへの入国には、渡航予定日から6ヶ月間有効なパスポートが必要です。日本国籍の方は、ウクライナでの滞在が90日を超えず、旅行目的が観光、個人旅行、ビジネスの場合、ウクライナビザは不要です。イミグレーション(出入国管理カウンター)で有効な健康保険の提示を求められる場合があります。
ウクライナの通貨はフリヴニャ(UAH)と言います。街の至るところに両替所があり、ドルやユーロからフリヴニャに交換することができます。
しかし、ウクライナ出張でキャッシュを利用する場面はあまりありません。持っておくとしても100ドル分の現地通貨で十分かと思います。カフェ、レストラン、ホテル、ショッピングではカードやスマホ端末決済( Apple PayとGoogle Pay )が使えますし、街の至るところにATMもありますので、いざキャッシュが必要な場合には、カードから引き出すこともできます。
※キャッシュが必要な場面は、一部タクシー、ウエイトレスなどへのチップです。
ウクライナは、日本の電話であれば、問題なくローミングも使えます。また、空港、カフェ、レストラン、ホテル、ショッピングモール、会議室などは、無料Wi-Fiが利用できます。
ウクライナのコンセントは、Cタイプです。
参照:ウクライナのコンセント
ウクライナの法律では、ウクライナに来るすべての外国人は、旅行期間をカバーする医療保険に加入しなければなりません。なお、ウクライナの医療の質は一般的に日本の水準に達していません。できる限り良い医療サービスを受けたいときは、国立の病院ではなく、私立の病院を利用してください。
参照:キーウの市立病院
ウクライナは、土日休みの企業が大半ですが、土曜でもミーティングをする担当者もいます。一般的な労働時間は、朝の9時~18時です。
ウクライナと日本の時差は、3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までのサマータイムは6時間 日本が進んでおり、それ以外の期間は、7時間 日本が進んでいます。
ウクライナへの直行便はありませんので、ミュンヘン、ヘルシンキ、ウィーン、ロンドン、ワルシャワ、イスタンブール、ドバイ、カタールなどの乗継便でウクライナに向かいます。
※2023年5月時点においては、ウクライナ全土は戒厳令が敷かれており、渡航できませんのでご注意下さい。
ボルィースピリ国際空港に到着したら、イミグレーション(出入国管理カウンター)に向かって歩きます。日本人はビザなしで90日以内大丈夫ですので「観光」として入国すれば大丈夫です。宿泊先のホテル名を聞かれることがありますので、準備しておいてください。
無事にイミグレを通過し、預け荷物を受け取ったら、緑の通路から出て下さい。その際、職員から呼び止められ「現金をいくら持っているか?」と聞かれることがあります。聞かれたら「5,000ドル」など、正直に答えれば問題ありません。荷物検査を行うこともありますが、特別おかしなものを持っていない限り問題ありません。
ただし、1万ユーロ以上のキャッシュを持っている場合には、赤い通路から申告して出国する必要があります。申告用紙(英語版)に記入し、職員と現金を数える作業に30分程度要します。
空港からキーウ市街に向かう方法は、タクシー、ウーバー、バスになります。電車はありません。キーウで便利な配車アプリは、Boltや Uber です。空港で「Taxi?」と声をかけてくるタクシーはオフィシャルなタクシーではないですので、一般的な値段よりも2~4倍高くなります。
空港からキーウ市街まで、渋滞がない場合で30~40分ほどです。朝夕など、渋滞がひどい場合には1時間以上かかります。
宿泊先としては、ホテルも良いですが、アパートも便利です。同価格であれば、ホテルよりもアパートのほうが広いですが、キーウの市街地に近ければ近いほど、古い建物が多いです。