アフリカ市場は、確かに世界のどこと比べても、より大きな経済成長と人口増加が見込まれると言われています。
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ですから我々も何度も飛行機を乗り継ぎ、黄熱病等の予防接種もうち、遠くアフリカの地まで訪れているわけです。
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アフリカの大きなポテンシャルを活かそうとしているのは我々だけではありません。勘が鋭い方ならお分かりになるかもしれませんが、特に『中国』のアフリカ進出にかける情熱は、並々ならぬものがあります。
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中国企業は、まずスピード(経営判断)が速いのが特徴的です。日本企業が半年から2年かかる判断を、中国企業なら2週間〜1ヶ月でしてしまうことは珍しくありません。
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スピードが速ければ良い、というものではない、という方もいらっしゃいますが、やはりスピードは大事で、特にアフリカ市場のようにその多くがブルーオーシャンな市場においては、先行企業優位、スピード感溢れる経営判断のほうが現地に馴染みやすい、ということが言えそうです。
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石橋を叩いても渡らない日本企業には、アフリカはまだまだ不向きな市場であると言えるでしょう。そのような企業の場合、体質的に後発組のほうが力を発揮しやすい(向いている)ということも言えます。
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みんなが中国に進出したのを見ながら中国に進出したり、みんながベトナムに進出したのを見ながらベトナムに進出したり、それはそれで、リスクヘッジも含めた賢明な戦略です。
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また、アフリカでのビジネスや投資を推し進める際に、ここを押さえたほうが良い❗️というポイントを挙げます。それは、
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『現地の政治家からの情報をフル活用すること』
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です。
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アフリカでは、著しい開発と発展が同時に起きているわけですが、それらの計画やビジョンを明確に理解し、コントロールしているのは、アメリカやヨーロッパで長年働き、様々な知識を習得してアフリカに戻ってきた、いわゆるエリート組です。
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それらのエリートは、大臣になったり、各省庁の幹部だったりします。
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彼らから情報を聞くと、各分野において、数年先に何が計画されていて、何を目標に何が行われるのか、ということを知ることができます。
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そのような情報を参考にすると、進出すべき場所や規模やタイミング、法改正やリスクなどを意識した投資やビジネスが行えることでしょう。